Y-Ken Studio

新しもの好きのデータエンジニアが四方山話をお届けします。

MacOSX Leopard 10.5.1でsyslogdやMail.appが暴走する現象の解決方法

先日MacBook AirBTOモデルが通常モデルの1日遅れで届き、早速使ってみたわけですが、半日もせずにMacBookからの移行を断念しました。
というのも、ある程度使っているとCPUファンがフル回転を始め、Webブラウジングもままならない程に重たくなってくるのです。重たすぎてコンソール.appも開けません。

何が暴走しているのかアクティビティモニタ.appで観察してみると、syslogdが99%も使っていました。システムファイルが壊れたのかと思い付属のDVDで再インストールするも、起動して10分ほど経てばまた同様にスローダウンします。
ネットで同様の症例がないか調べてみるとあるわあるわ・・・同様の悩みを持つ人が多いようです。

Mail.appに由来するsyslogdの暴走

2chのスレッドやKodai's Blog: Mac OS X Leopardのアップデータ適用でsyslogdが暴走から、言語設定をEnglish(英語)にすると症状はとりあえずおさまりまるという情報を見つけて試したのですが、syslogdの暴走は止められませんでした。やはり、Mail.appを使っていないのと効果は無かったようです。

asl.dbと関連するsyslogdの暴走を止める

ディスクの読み書き込みも不可解なほど多かったため監視してみると、/var/log/asl.dbというデータベースファイルが異常なサイズに膨れるあがっていることが確認できました。
こちらの場合は海外でも症例があるようです。

上記のサイトを参考に以下のコマンドをターミナル.app(/アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル.app)で実行したところ、それまでのモッサリ感が無くなりました。
いやはや、一度ターミナルで削除してその後Macを再起動した後にまた重たくなっていたのですが、この3行のセットですとしっかりと改善されます。


sudo launchctl stop com.apple.syslogd
sudo rm /var/log/asl.db
sudo launchctl start com.apple.syslogd
このコマンドで行っていることとしては、syslogdのプログラムを一度落とし、ファイルを削除した後にまたこのプロセス(プログラム)を起動するするという処理です。このasl.dbは勝手に再生成されるので消しても大丈夫な様子。
※sudoから始まる行を実行したときにはパスワードを求められるので、すかさず今ログインしているユーザのパスワードを入力しましょう。


これで、一件落着。


でも、これが分かった2日後の今日にはMacOSX Leopard 10.5.2のアップデータが出ましたので、もうバグ修正済みの問題かもしれません…。
今朝アップデートを行いましたが、それからは特に問題は起きていませんので、なるべく早いアップデートを行って下さい。それでも治らない場合には先ほどの3行のコマンドを実行しましょう。


ではでは皆様、明日も良い日をお過ごし下さい!